HONG KONG FASHION WEEKレポート2007-2006
2007年7月10日〜13日:HONG KONG FASHION WEEKのレポート
今回は会場の改装もあり例年までと少し違うレイアウトで開催された。欧米系のバイヤーに加えて日本人のバイヤーが例年に加えてたくさん来ているように感じた。 来場客数は若干少ないようだった。
ファッションの傾向としては前回までの軽くて薄い生地を多用する流れはありながら、そこにビーズ・スパンコールを始めとする装飾を施す物が多くなっているように感じた。
色目の傾向としてはフォーマルでは依然としてシルバー・半透を多用しているが、カジュアルではゴールド系が目に付く。なかでも濃いゴールド、No924(601)などのアンティーク調の物が多かった。
しかしこれらの色目は若干デザイン・縫製でセンスで劣る中国内地のメーカーが、コストが上がっているので装飾で少しでも高級感を出そうと、安易に思いついた色の配色ではないかと感じた。
今回初めてスパイラルが使用されているのを目にした。
2007年1月15日〜18日:HONG KONG FASHION WEEKのレポート
前回以上に出店ブース数、また来場者数とも増えており中国の景気を反映している。
また中国服飾メーカーの中でもセンスが良く国際的に通 用するような企業が育ってきている一方で、今だ垢抜けない中国的スタイルを引きずっている企業との差がますます見えてきた。
ファッションの傾向としては前回からの流れと同様に軽い生地で装飾が少なくプリントやカットに遊びを出すスタイルが主流であり、ビーズは目立たなくなっていた。
フォーマル・ドレスなどのビーズはシルバー系がメインで、MGBのビーズを使っていると答えてくれるメーカーが年々増えており、ブランドのプロモーションの効果 が少しずつ出てきていると感じられた 。
2006年7月11日〜14日:HONG KONG FASHION WEEKのレポート
中国国内から進出しているメーカーが年々増えており、またセンスの良い商品を作る会社が目に付き、中国の国際化を感じた。
ファッションの傾向としてはここ数年続いてきた装飾をたくさん施すスタイルはカジュアルウェアに関して減っており、シンプルなアースカラーが目立った。
フォーマルはビーズ刺繍がたくさんされていたが、前回目に付いたパール、スパンコール類は減り、落ち着いた雰囲気の物が主流のようだ。
前回に引き続きゴールド系や暖色系の色目が多く、サイズは2CutからRRが増えてきているような印象を受けた。サイズは相変わらず11/0、12/0が多い。MGBを指定使用している企業が増えているように感じれた。
2006年1月17日〜20日:HONG KONG FASHION WEEKのレポート
現在の中国経済の盛り上がりを象徴するように様々な国より来場客が来て大変な賑わいであった。
ファッションの傾向としては去年までの薄い色目から一転し、世界的な景気の回復を示すかのごとく、シルバー系の色目からゴールド系を中心とした色目に移り、暖色系が中心になっていた。
服飾に装飾を施すようなスタイルは更に盛り上がりを見せており、従来あまり見られなかったニットやセーター、またアウターにまでビーズ・スパンコールなどを刺繍するデザインが増えてきている。
メインアイテムにはクリスタル(Hotfix)から一転しイミテーションパールの使用が目に付いた。 以前までのシルバーNo34からゴールドNo31~3が使われている割合が増えていた、また601の使用がかなり目立った。
色目のトレンドは紫とピンクだ。サイズは11/0,2cutを中心に15/0も増えてきている。